吉野正芳 web site

■■■ 平成14年 11月の活動報告 ■■■

■安全、安心な原子力発電所を

平成14年11月27日（水)

　今日の衆院経済産業委員会において吉野正芳代議士は原子力発電所の安全性についての質疑を行ないました。
　今年８月に、衝撃的とも言える東京電力の原子力発電所における安全点検記録の不実記載問題、監督官庁への事実と異なる報告の問題等を２０分の持ち時間を使ってとりあげました。
　吉野代議士がこの問題で重要視していることは、これらの事実を原子力安全・保安院が把握できていなかったことや、同院の検査体制のあり方などでありました。
　さらに、原子力安全委員会のあり方すなわち原子力の安全性に関してもっと同委員会が積極的に関与し、最終的に責任を有するような体制作りをすべきである、ということでありました。
　また、東京電力が原子力発電所の定期検査を行なう際に採用している、いわゆる「インセンティブ制度」(報奨金制度)をとりあげ、定期検査の期間を短縮すればその程度に応じて報奨金を検査にあたった担当会社に支給するということは、ややもすると安全性をないがしろにする気運を社内に醸成するのではないか、と危惧の念を表明しました。
　この制度については吉野代議士の指摘があるまで、経済産業省も把握しておらず、平沼赳夫経産大臣も「ある意味では(今回の一連のできごとに)つながる素地になった可能性は十分にある」という趣旨の見解を示されました。
　吉野代議士としては、この委員会のみならず、あらゆる機会を捉え原子力発電所の安全性の問題を取り上げ、地元の方々が安心して暮らせる地域にしてまいりたい、と考えております。

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